地下鉄東西線円山公園駅、西18丁目より徒歩6分
専用駐車場1台あり(徒歩3分)
頭痛、めまい、アトピー、不妊、自律神経トラブル
ゴッドクリーナー、ヨガクラス
ステロイドとは、薬というイメージが強いですが元々は我々の副腎という臓器から作られる
「副腎皮質ホルモン」の1つです。
これをアトピーやアレルギー疾患などの薬として使用するのがステロイド治療です。
ステロイドには免疫を抑制する作用があります。
免疫を抑制すると、炎症がおさまり、かゆみも軽減して「なんて魔法みたいな薬なんだろう」
と「最初のうちは」思うに違いありません。
でも、そのうち効かなくなってきて、さらに強いステロイドを処方されることになります。
そして、その強いステロイドさえ効かなくなり、さらに強力なステロイドが処方されます。
とうとう、1番強力なステロイドさえ効かなくなり、免疫が低下し副作用も苦しく
「どうしたら良いんだろう・・・」と悩まれている方が大勢いらっしゃいます。
・デルモベート軟膏
・ジフラール軟膏
・ダイアコート軟膏
※大人の連続使用は1週間以内、子供は禁止
・トプシム軟膏
・アンテベート軟膏
・ネリゾナ軟膏
・ビスダーム軟膏
・フルメタ軟膏
・メサデルム軟膏
・マイザー軟膏
※大人の連続使用は1週間以内で体幹部に処方、子供は数回までで手足に処方
・プロパデム軟膏
・ボアラクリーム
・リンデローンV / リンデローンVG
※大人の連続使用は2週間以内で全身~体幹部に限定、子供は1週間以内で顔や陰部を除く体幹部
・リドメックス軟膏
・ロコイド軟膏
・キンダベート軟膏
・アルメタ軟膏
※大人の連続使用は2週間以内で全身に処方、子供は1週間までで全身に処方
・プレドニン軟膏
・テラ・コートリル軟膏
※大人の連続使用は2週間以内で全身に処方、子供も大人と同じだが含有量が多いので注意が必要
・皮膚感染症
・多毛
・色素異常
・皮膚の萎縮と腑弱化
・スキンバリアの機能低下
・毛細血管拡張・血管の腑弱化
・ステロイド依存性皮膚症
・効果減弱(治療抵抗性)
・遅延型アレルギーの増強
・精神的依存
・接触皮膚炎
・中止時のリバウンド
・内分泌異常
・外用剤依存症
・易刺激性
ステロイドを使い続ける限りアトピーが治らないことは、ステロイドを使っている本人が一番分かっています。表面的な症状は軽くなっても、根本療法ではないのでステロイドを塗らないと皮膚の状態を保てなくなります。そして、皮膚の状態が徐々に悪い方向へ進みます。
そこでステロイドをやめること(脱ステ)に踏み切るわけですが、脱ステにはかなりのリバウンドがともないます。全身の血管が拡張して腫れあがり、アトピーの症状は悪化します。
自律神経や精神状態が乱れて生活の質がドンと下がってしまいます。
場合によっては、学校や仕事に行けないくらいになってしまうかもしれません。
うつ病や不安症、パニック障害も併発するかもしれません。
※当院では大人の方の急な脱ステロイドはおすすめしておりません。
脱ステロイドをしてどのくらいの期間で激しいリバウンド症状が鎮まるかは詳しい研究がなされていませんが、おおよそステロイドを使っていた期間の10~30%はかかることが多いようです。
5年間ステロイドを使用した方を30%で計算すると18ヵ月(1年半)・・・。
しかし、脱ステ直後のひどい状態がずっと続くわけではなく、
しばらくすると波はあっても軽症の時期が続くようです。
症状が出た時に数日のステロイド治療で症状が落ち着いて、
その後ステロイドの使用量が減っていく治療は良い治療です。
ステロイドは正しく使用すれば問題ないというのは事実だと思います。
しかし、正しくない使い方(長期にわたり使用)してステロイド依存になっている方が多いのが事実です。
ステロイド治療は、昔ながらのリアクティブ療法を推奨する皮膚科も多いため、
現在主流となりつつあるプロアクティブ療法を行う皮膚科への受診をおすすめします。
(ステロイドの治療法に関しましては詳しくは受信される皮膚科へお問い合わせ下さい)
ステロイドを使い続けて学生さんになった場合、成長期の学生時代に悪化すること実は少ないです。
「しばらく塗り忘れていて気づいたらやめれてた」、というケースであればそれが理想ですね。
ステロイドを使い続けていた方が悪化するタイミングは、、、
一人暮らしをはじめた
就職
引越し
結婚
などのタイミングが当院では圧倒的に多い傾向です。
だんだんステロイドが効かなくなってきて薬のランクも上がってきます。
長年の使用で交感神経優位になり、副作用に困っている方もいらっしゃるかもしれません。
そして独自判断で脱ステにふみ切る方が多いのではないでしょうか。
あらゆるアトピーの治療を探して試しては落ち込みの繰り返しになることが多いです。
この記事をみてこれから脱ステしようとお考えの方は、
「準備と覚悟がない脱ステは即刻中止した方が良い」、と当院では考えております。
当院の考えとしましては、まずはステロイドが効く身体に少しずつ体質改善を行うことです。
ある程度徐ステロイドが効くようになってきたらランクを落としていき、弱いステロイドでもある程度効くようになってきてから、脱ステを考えても遅くはありません。
大切なことは薬を一気にやめることではなく、日常生活を少しでも楽に過ごせるようになることです。
そのためのお手伝いを当院では行なっております。