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体の回復を妨げる食事の食べ合わせ

そもそも、なぜ食べ合わせを気にする必要があるのか?

食事の食べ合わせが健康のために大切なご説明をします。

一言で言うと、「すい臓という内臓に負荷をかけないため」です。

すい臓というとインスリンという言葉を思い出される方も多いかもしれません。

日本人はすい臓が弱い民族なため糖尿病も多いですね。糖尿病予備軍の方は特に気をつけて下さいね。

すい臓の負担をいかに減らしていけるか、消化酵素の無駄づかいをいかに減らしていけるか

これが健康のためのとても大切なことなんです

 

すい臓(膵臓)ってどこにあるの?

膵臓は胃の裏にあるオタマジャクシのような形をした臓器です。

消化やホルモン分泌を担う、なくてはならない大切な臓器です。

もつ焼きがお好きな方は、シビレというとピンとくるかもしれませんね。

すい臓さんのために食べ合わせで気をつけたいこと

食べ合わせで1番守ってもらいたいことは

主食である炭水化物「お米・パン・麺・芋」を1食の中で混ぜないことです。

いくつか例を出しますと

・ラーメンとライス

・パスタとパン

・パンとイモ(マシュポテトなどに注意)

・ライスとイモ(ポテサラなどに注意)

などはNGです。(意外とイモ類がおかずとして入ってきやすいので注意です)

 

その次に守ってもらいたいことは

フルーツは単品で食べてそれを自体で1食とカウントすることです。

例えば

・フルーツ盛り合わせ

・食後のフルーツ

などはNGです。

たとえば今日はイチゴが食べたいとなれば、イチゴだけをひたすら食べて

それを1食(朝食か昼食か夕食)とすることです。

※ 例外的にニンジンとリンゴはOKとか、バナナとチーズはOKという組み合わせもあります。

(特に成長期の子供には、朝食にバナナとチーズを食べるというのをたまにやった方がいいです。
  ニンジンリンゴジュースは胃腸の疲れた大人や、病気や不調のある方にオススメ)

 

さらに守ってもらいたいことは

食事と食事の間は最低でも5時間は空け、間食はなるべく避けることです。

(けっこう間食を我慢するのが難しいという方も多いですが・・・)

乳製品(大人は牛乳に関しては全く飲まなくてもOK)は週3日以上とらない方が良い

など、まだ他にも色々とありますが、まずは主食を混ぜないことと

フルーツは単品でそれ自体を1食とすることに気をつけて下さい。

実は、これを守るだけで原因不明の腹痛や過敏性腸症候群の

症状が激減してきたクライアントさんをいままでに何人もみています。

 

大切なことは足し算よりも引き算です

1日〇〇品目摂取しましょうという考えを当院ではオススメしていません。

理由はカンタン!

「現代人はアレコレと栄養を足すよりも、まずは引き算した方が回復が早いから。」

現代の食の豊かさに我々の内臓の消化器官の能力がまだ追いついてきていません。

断食などで健康になる方が多いのも、やはり消化に使うエネルギーを減らせられるからだと思います。

主食も単品、フルーツはかなり高価なものでなかなか食べられなかった江戸時代の方たちは

それでも足腰が強く、米俵をかついだり、歩いて遠くの他県へ行ったりとする体力がありました。

もちろん片寄り過ぎる栄養バランスは良くないですが、我々はすい臓や胃腸をもっといたわる

ような食べ合わせにも気をつけないといけないのかもしれませんね。

 

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